- リスティング広告(PPC)で重要なランディングページってなに?
- 効果的なランディングページを作るときのポイントは?
- ランディングページの改善はどうすればいいの?
リスティング広告を検討すると必ず通るランディングページ制作。ここでは、整体院が効果的なランディングページを制作、改善するときに役立つポイントをご紹介します。
この記事の目次
そもそもランディングページってなに?
ランディングページとは、広告の飛び先のページのことです。本来は「ランディング=到着」した先のページの総称を表しますが、慣例的には、広告専用のペラページのことを指します。このサイトでも、ランディングページは広告専用のペラページを指して記載していきます。
ランディングページを使う理由
ランディングページには次の特徴があります。
- 他ページへのリンクが無い
- 上から順に読むようストーリーになっている
- 問い合わせを誘導する項目がある
ホームページとは異なり、他のページに遷移させない仕組みになっているため、問い合わせを起こさせることに特化しています。実際、獲得単価(CPA)もランディングページのほうが安くなります。
BtoBの商材では、あえてホームページでリスティング広告を出稿している会社もありますが、リード獲得(メールアドレスや社名などのリスト)を目的としているので、ホームページのほうが効率が良かったりします。
しかし、整体院では、問い合わせ獲得を目的としているので、基本的にランディングページのほうが成果は出やすいことが多いです。
ターゲットを絞った訴求ができる
整体院のホームページであれば「腰痛悩み」を狙ったとしても、飛び先はページ自体は整体院の紹介ページです。もし、これが腰痛改善に優れた訴求をしているページであれば、問い合わせをする確率は当然上がります。このようにターゲットに合わせた訴求ができるのがランディングページの強みの一つです。
ページ遷移が少ない
他ページへのリンクがないので、用意したストーリーを順番に読ませることができます。つまりランディングページに書いてある営業トークを読ませて、単にホームページを見させるよりも、問い合わせをする確率は高くしているのです。
検索するユーザーは、特定の悩みを解決するために検索をしています。1ページだけで完結することで、その悩みが早急に解決できるようにしているため、お客様にとってもメリットがあります。
制作費用が安い
ホームページを制作すると、かなりの価格がしますが、ランディングページは20〜50万円と比較的安く制作ができます。なかにはWordpressを使って自作する整体院もあります。
ただし、その後、広告費をかけて制作したページを使っていくので、制作費用が高くても費用対効果は合ってきます。安ければ良いということは絶対にありません。お金をかけるべきところにお金をかけましょう。
A/Bテストがしやすく、改善しやすい
ホームページだと、どの箇所を修正すると、どう成果が改善するのか、がわかりにくいですが、ランディングページは1枚ですので、改善がしやすいのが特徴です。
ちなみに、Google広告は、テスト用の機能もあり、既存のキャンペーンと、それをコピー、一部変更したものとを同時に広告配信できるので、どちらが良いか検証しやすくなっています。
SEOに影響を与えにくい
検索アルゴリズムの関係上、ページとページのリンクは評価されます。
一方、ホームページを広告の成果改善のために修正をすると、その修正の影響でSEOに影響があり、検索順位が下がってしまうということもあります。その点は、ランディングページでは、ページのリンクを排除しているので、ホームページのSEOに影響しにくい設計になっています。
作成・改善で注意するポイント
どのキーワードでCVを獲得するか
問い合わせを獲得しやすいキーワードというのは、実はあります。一般的に何かを知るために検索するキーワードは、問い合わせに至りにくく、商品・サービスの比較検討をしているキーワードは問い合わせに至りやすいです。
整体の業界でいれば「整体 ◯◯駅 おすすめ」などです。
この場合、検索する人は「◯◯駅周辺の良さそうな整体」を探しているので、ランディングページのファーストビュー(ヘッドライン)にも、◯◯の地名を入れたり、良さそうなのをアピールするために口コミ1位の訴求をすることなどが考えられます。
つまり、検索するキーワードと、ランディングページの訴求を合わせると、問い合わせをする確率が高まり、獲得単価も抑えられる傾向にあります。
「坐骨神経痛」「ヘルニア」など個別の症状ページを作成している院があるのは、そのためです。
ファーストビューでページの要点をわかりやすくまとめる
ファーストビューは、ページの見開きページのことを指しています。広告をクリックした人が一番に見るページなので、ランディングページの第一印象がここで決定してしまいます。もし、この第一印象が悪ければ、すぐに離脱してしまいます。逆に好印象であれば、その先も読み進めてもらいやすいです。
第一印象を良くするためには、ページのデザインなども関わってきますが、何より、悩みを解決できるページであることがしっかりと記載されていることが重要です。なぜなら、ユーザーは悩みを解決するために検索しているからです。
ランディングページのファーストビューには、要点をしっかりとまとめましょう。
信頼性
ページをみて問い合わせをするには、ランディングページに不信な点があってはなりません。怪しいと思われたら、他の院を探しに離脱してしまいます。
ランディングページの内容を信頼してもらえるよう、笑顔の人の写真を載せたり、患者さんと撮った写真を載せるなど、工夫をしておきましょう。
行動を促すCTA
CTAとは、行動を促すボタンのことで、電話ボタンやメールボタンなどです。ボタンだと認識しやすく、ボタンを押すことで予約ができることがわかりやすければ、迷わずにボタンを押して問い合わせができるようになります。
ボタンは親切に後押しするように設計しておきましょう。
メリット、ベネフィットを提示
お客さんは院の特徴が知りたいのではなく、その特徴を通じて自分が得られるメリットやベネフィットを知りたいものです。なかなか意識しないとかけないと思いますが、何がお客様にとっての便益となるのかをしっかり考えて、言葉を記載しましょう。
他との比較
整体院のホームページは、どこも似通った内容になってしまいがちです。同じような内容なので、値引きをすると、お客さんが取れるような状態になってしまっています。
その中で、明確な他との違いがあれば、選ばれやすいのは間違いありません。ここが違うという点を記載してあげてアピールしましょう。
懸念点は解消する
これら意外にも懸念点が残っていれば、問い合わせはきにくいです。例えば、保険治療なのか、病院から◯◯と診断されたが、対応可能か、などがあります。
よくある質問にまとめて、問い合わせをする前の懸念点をできる限り潰しておきましょう。
読み込み速度
きちんとした業者に依頼すれば、問題はないですが、整体院経営からコンサルになった方などは意識をされていない方も多いです。
ランディングページの読み込み速度は、広告のランクにも影響をしてくるので、読み込みが早いだけで、クリック単価が安くなったりします。また、読み込みが遅いと、それだけで離脱してしまうこともありますので、細かいところまでやっている業者を選びましょう。
まとめ
より効果的なランディングページを制作するには、リスティング広告を見る人の気持ちになって考えることが大事です。魅力的なアピールができるよう、細かな点まで注意しましょう。
関連記事では、リスティング広告運用の代行業者を選ぶ際の注意点もまとめていますので、合わせてご覧ください。